レーザーバリアなど専門分野で活躍する専門機械~ツール白書

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ポリ塩化ビフェニルの処分

ポリ塩化ビフェニルとは水素原子と塩素原子の化合物の仲間に分類されるもので、耐熱性が高く熱に対しての変化が少ないという特徴を持ち、また電気的絶縁性が非常に高いことから様々なものに使用されてきました。特に電気機器に関しては電解コンデンサーなどの電解液の絶縁油には大量に用いられ、現代の電子機器の発展を支えてきました。しかしPCBは通常状態では毒性が高く、また皮膚を通して人体に入りやすく発がん性もあることから、1972年には製造及び輸入が禁止されました。今でもPCBの製造は禁止されていてPCBが用いられる機器等は少なくなっていますが、実はまだまだ当時PCBを用いて作られた電子機器が稼働している状況があり、完全にPCBを使用した部品などが無くなったわけではありません。現在のところ確実にPCBを使用したとのが明らかな電子機器などに関しては分析の義務はありませんが、継ぎ足しで製造していた絶縁油等を用いて作られた電化コンデンサーなどは微量ながらもPCBが混入している可能性があり、こういった場合は分析をしなければなりません。PCB分析は義務であり特別処置法として法的義務があります。
PCB分析を行うためには専門の分析業者に依頼する必要があり、依頼された業者は電解コンデンサーを始めPCBが混入している可能性のある機械などから直接サンプリングを行い、専用薬剤を用いてたりしながらPCB分析を行なっていきます。もしもPCBが含まれているという結果が来たら基本的には正しい形で処分をする必要があり、企業にとっては大きな負担になります。そのためPCB分析を行なっていない企業もありますが、そのままでは事業リスクが高い状態のままになってしまい、非常に問題が大きくなりかねません。そのため出来る限り早めの分析依頼を行うことが重要になっています。