レーザーバリアなど専門分野で活躍する専門機械~ツール白書

工場

人の補助をする機械

工業系や生産現場で働く方や知識のある方は知っている、生産現場で人を補助する専用の機械としてバランサーがあります。バランサーとは広い定義ではバランスを保持するモノや人とありますが、工業現場で使用するバランサーは専ら専用機械の事を指します。バランサーは様々なタイプが有りますが、共通しているのは人が運んだりすることが出来ないような大きなものや重たいものを移動するために用いたりするもので、頭上にアームやフック等があり、このアームやフックに引っ掛けることで移動を可能にします。様々なタイプがある理由はそれぞれの生産現場で必要とされるアームやフック、さらに可動領域が異なるためで、例えばバランスシリンダーと呼ばれるBV型、ツールバランサーと呼ばれるT型、ダウンロックシリンダーと呼ばれるDL型などが存在します。
バランサーを用いる機会は生産現場では非常に多く、重たい材料を運ぶ際や、人の手では持てないような重たい材料を適切な位置にはめ込む際にも用いられます。またエンジンの制作現場などでは複雑にシリンダーを組み込む必要があり、状況に合わせてエンジンの角度を変える必要があります。この角度を変える際にもバランサーが用いられ、宙吊りの状態でメンテナンスやシリンダー交換等を行なっていきます。バランサーに求められるものも現場によって異なり、簡単な力で重たいモノを運ぶことが出来る持ち上げ力が重要になる場合もあれば、エンジンのように非常に繊細な動きが求められる場合などがあります。また間違ってバランサー自体が外れてしまうと重たい材料などが落下する事になり、危険な事故を起こしてしまいます。そのため安全に稼働することが出来るように油圧は用いられるケースは少なく、殆どの場合でエアーが用いられています。